3泊4日、3歳の子どもと2人きり。夫は単身赴任中。そんな「ワンオペ母子旅」で、はじめての台北に行ってきました。
独身のころは世界一周のバックパッカーをしていた私も、コロナ禍と妊娠・出産ですっかり旅から遠ざかること約5年。「子連れで海外なんて、私ひとりで無理でしょ…」と思っていましたが、結論から言うと3歳と2人の台湾は、想像よりずっと現実的でした。
このシリーズでは、準備から帰国までを4本立てで、リアルな失敗も含めて記録します。1本目は「きっかけ」と「準備のすべて」。航空券・ホテル・パスポート申請・持ち物リストまで、実際にやったことを全部書きます。

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なぜ「ワンオペで子連れ台湾」だったのか
子どもが1〜2歳のころは、育児そのものが大変で、近所の公園に行くのすら億劫でした。「旅なんて当分先かな」と思っていたんです。
転機は、子どもが2歳半のときに行った国内のホテル1泊。たった一泊なのに日頃のストレスが嘘みたいに消えて、「子連れでも、私ひとりでちゃんとホテルまで辿り着けた!」という達成感でいっぱいになりました。
しかもプレイルームのあるホテルを選ぶと、子どもは楽しく遊べて、私は育児からちょっと解放される。お互いハッピー。この状況に本気で感動したんです。
そして子どもが3歳になり、
- ある程度コミュニケーションが取れるようになった
- 旅の記憶も、うっすら残ってくれるかも?
- 夫が単身赴任になり、何か楽しいことがしたかった
…という後押しもあって、はじめての母子海外旅行を決行することにしました。
旅のテーマは「多くを求めない」
意気込みすぎると、ワンオペは絶対にしんどくなる。だから今回のテーマはシンプルでした。
無事に現地に辿り着けて、無事に帰国できれば、それだけでいい
しいて欲を言うなら、「海外の子ども向けホテルってどんな感じ?」「遊び場で子どもが楽しめたら最高」「小籠包が食べられたら万々歳!」くらいのゆるい目標設定。これが結果的に、心の余裕につながりました。
航空券は「直行便」と「子どもに無理のない時間」で選んだ
航空券選びの優先順位は、はっきり決めていました。
- 直行便であること(乗り継ぎはワンオペには荷が重い)
- 子どもに無理のない時間帯
- LCCかどうかは、こだわらない
結果、選んだのはタイガーエア台湾の関空〜台北(桃園)直行便。木曜の夜に出発して、日曜に帰国する3泊4日です。
ワーママ的にありがたかったのが、この日程だと有給が少なく済むこと。木曜は半休で仕事を切り上げ、子どもを15時半に早めのお迎え。金・土・日を現地で使い、帰国翌日の月曜だけは念のため有給にして、2人ともしっかり休む日にしました。
「帰国翌日を休みにする」。これは声を大にしておすすめしたいです。子連れ旅の帰国日は、想像の3倍疲れています。
ホテルは「プレイルームがあるか」だけで選んだ
エリアは台北の中心地。そのうえで、条件はほぼ一つ。「子どもが遊べるプレイルームがあること」です。
最終的に決めたのが Roaders Plus Hotel Theme(路徒Plus行旅 主題館)。決め手はこの4つでした。
- 子どもの遊び場が2か所ある(ロビー階のテーマ空間+キッズルーム)
- お菓子が無料で提供される時間がある
- ドリンクも無料のラウンジサービス
- コインランドリーがある(洗剤無料)
| ホテル名 | Roaders Plus Hotel Theme(路徒Plus行旅 主題館) |
|---|---|
| エリア | 台北駅エリア(空港MRT台北駅 A1出口から徒歩約5分) |
| 子ども設備 | キッズルーム/ロビー階のテーマ空間(実際に遊べた場所は2か所) |
| ランドリー | あり(1回NT$50・洗剤は無料) |
| 無料サービス | ラウンジのドリンク(水・炭酸水・お茶・コーヒー)/ウェルカムスイーツ(14〜16時ごろ) |
| 空港送迎 | 事前予約で手配可(有料) |
※設備・サービス内容は変更されることがあるので、予約時に公式サイトで最新情報をご確認ください。
結果的にこのホテル選びが、旅全体を救ってくれました(詳しくは過ごし方&グルメ編で)。国内でも同じ考え方で選んでいて、たとえばリゾナーレ大阪は「未就学児ワンオペでも安心」の代表格です。
最大の難関はパスポート申請だった
正直、旅の準備で一番てんやわんやしたのが子どものパスポート申請です。私自身も期限切れだったので、マイナポータルから2人分をオンライン申請しました。
つまずいたのは2か所。
- 子どもの分だけ「戸籍電子証明書提供用識別符号」が必要と言われた。「本籍地で戸籍を取らないといけないの?」と焦りましたが、親の識別符号(オンラインで取得可)と同じ番号を入力すればOKと分かって解決
- 申請できた!と思ったら、次はスマホで撮った顔写真がエラー。何度も撮り直しになりました
※手続きの要件は自治体や時期によって変わります。最新の条件は必ず外務省・お住まいの自治体の公式案内でご確認ください。私の場合はこうだった、という一例です。
なんとか出発前に受け取れましたが、子連れ初海外は「パスポート申請の時間」を最優先で確保してください。ここが一番、想定外に時間を取られます。
クレカと保険はこうしました(※ここで後日事件が起きます)
海外旅行保険は、特別な準備はなし。クレジットカードは、いつも日本で使っている楽天カード(Mastercard)とアメックスゴールド、それに旅人界隈で噂のRevolutもギリギリ申請が間に合って持参しました。
ところがこのカードまわりで、現地で本気で青ざめる事件が起きます。先に結論だけ書いておくと——
Revolutは、海外ATMでの現金引き出しにマイナンバーの提出が必要(登録時にマイナンバーカードで本人確認していれば不要)。これを知らずに行くと、現地のATMで何度やってもエラーになります。
出発前に、使う予定のカードで「海外ATM出金ができる状態か」を必ず確認してください。詳しい顛末は移動&トラブル編で書きます。
持って行って正解だった持ち物リスト
荷物はかなり最小限にしました。そのうえで「これは正解!」だったのがこちらです。
- 抱っこ紐型のショルダーバッグ(今回のMVP。ベビーカーに乗らない子でも街歩きが成立しました)
- 子どもが乗れるキャリーケース(機内持ち込みサイズ)
- タブレット&イヤホン(動画は必ず日本語版でダウンロード!ここ、私は大失敗しました)
- スティック型の麦茶パウダー(見慣れないお茶を飲まない問題への保険)
- フリーズドライの味噌汁
- 日本円の現金(これに何度も救われました)
- レインコート
- いつも使っているシャンプー&リンス
- ハンガー・洗濯バサミ・電源タップ(ランドリーがあるホテルなら効きます)
ちなみに、両手がふさがりがちな子連れ旅ではApple Watchも地味に効きます(改札・決済・通知が手首だけで完結するので)。

逆に「いらなかった」もの・次への反省
- Amazon Fire TV Stick:子どものYouTube用に持参しましたが、ホテルの部屋でデフォルトで見られたので不要でした
- 反省:自分の好きなコーヒーを持って行けばよかった。毎日コーヒーを飲む人は、備え付けではなく「推しの1杯」を持参推奨です
子どもへの説明と体調管理
子どもには難しいことは言わず、「飛行機に乗って、楽しい遊び場に行くよ」とだけ伝えました。3歳には、これくらいがちょうどよかったです。
体調面では、出発2日前に少しくしゃみをしていたので、すぐ耳鼻科を受診。処方薬を旅にも持参して備えました。小さい子の旅は、出発前の受診がお守りになります。
ワンオペ難易度は★★★(準備編)
当ブログ恒例のワンオペ難易度チェック。「3歳と2人で台湾3泊4日」の準備フェーズは★★★(5段階中3)でした。
- 手続きの重さ:パスポート申請だけは重い。逆にここさえ越えれば、あとは国内旅行+αの感覚
- 日程の組みやすさ:木曜夜発→日曜帰国+月曜有給で、有給は実質1.5日。ワーママでも組める
- 思い立って行ける度:パスポートがあるかどうかが全て。ある人は、想像よりずっとすぐ行けます
よくある質問(FAQ)
3歳の子連れ台湾、何泊がちょうどいい?
我が家は3泊4日でちょうどよかったです。初日は夜到着で寝るだけ、最終日は午後の便で帰国なので、実質フルで動けるのは中2日。2泊3日だと「移動して終わり」になりがちなので、初海外なら3泊がおすすめです。
子どものパスポートはどれくらい前に申請すべき?
余裕をもって、遅くとも出発の1〜2か月前には動き出すのが安心です。オンライン申請でも、識別符号や顔写真のエラーで想定外に時間がかかることがあります(私がそうでした)。受け取りにも日数がかかります。
ベビーカーは持って行くべき?
うちの子はベビーカーに乗らないタイプなので、抱っこ紐型のショルダーバッグ+子どもが乗れるキャリーケースで乗り切りました。乗ってくれる子なら、台北はMRTのエレベーターも整っているのでアリだと思います。
現金はどれくらい持って行けばいい?
日本円の現金を多めに持って行ってください。カードが使えるお店は多いのですが、空港送迎の支払いや夜市など「現金のみ」の場面があります。しかも海外ATMが使えないトラブルは、意外と簡単に起こります(実体験)。
まとめ:準備の山は「パスポート」と「カード」だけ
3歳とのワンオペ台湾、準備でつまずくポイントは実はこの2つに集約されます。
- パスポート申請は早めに(オンラインでもエラーは起きる)
- カードの海外ATM設定は出発前に確認(+日本円の現金は多めに)
あとは「プレイルームのあるホテル」を選んで、多くを求めない。それだけで、母子2人の海外はぐっと現実的になります。
次回は【移動&トラブル編】。空港送迎の安心感と、ATMで3軒ハシゴして全滅した「現金がおろせない事件」について書きます。
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【台湾ワンオペ母子旅】空港送迎は神。でもATMで現金がおろせない事件|移動&トラブル編
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